換気扇フィルターにコーラをかけてみてください。そのあと起こることに驚くはずです

コーラの意外な力

コーラにはリン酸や炭酸といった、やさしい酸が含まれています。これらの成分が、古くなった油汚れに働きかけ、こびりついた油を少しずつ分解します。フィルターをコーラに浸すことで、金属の網の奥に詰まったベタつく汚れが、強い薬品や激しいこすり洗いをしなくても浮き上がってきます。

コーラが効いてくると、液体の色がだんだん濃くなっていくのに気づくでしょう。これは、油汚れが溶け出してフィルターから離れている証拠です。完全に詰まっていた部分がすっきりし、フィルター本来の輝きが戻り始めます。浸したあとは、厚くてベタベタした汚れでも、驚くほど簡単に拭き取れるようになります。その仕組みを、ここで詳しくご説明します。

使い方

コーラを使った換気扇フィルターの掃除はとても簡単です。まずフィルターを外し、表面のほこりや軽い汚れを軽く落とします。次に、大きめの容器やシンクにフィルターを置き、全体が浸かるまでコーラを注ぎます。そのまま1時間から2時間ほど置き、酸が網の奥の油汚れをゆるめるのを待ちます。時間がたったら、スポンジやブラシで軽くこすり、ぬるま湯でしっかりすすいで乾かします。強い洗剤を使わなくても、フィルターが明るくなり、ベタつきがかなり減っているのを感じるはずです。安くて手軽なのに効果的な方法を探している方には、ぜひ一度試してほしいやり方です。下では、コーラのほかの使い道もご紹介します。

特に効果的な使い方

換気扇フィルターにコーラがよく効くことは分かりましたが、実はほかにも役立つ場面があります。コーラは飲むだけのものではなく、キッチン周りの油汚れにも意外と活躍します。焦げつきやサビ、ひどく傷んだ部品には向きませんが、普通の食器用洗剤では落ちにくい、焼き付いた油や古い汚れには効果を発揮します。